不自然な食べもの

モンサントの不自然な食べものという映画を観ました。
アメリカに本社を構えるアグロバイオ企業「モンサント社」
枯れ葉剤、農薬、ポリ塩化ビフェニル(PCB)、牛成長ホルモン。
いずれも、安価で効率的、単に機能性を求めて作りだされた商品だが、実際には毒性が強く、
工害問題なども多く含んでいる。
なかでも、問題なのが毒性の強い除草剤を作った上で、その除草剤耐性の遺伝子組み換え作物を作りだしたこと。
その安全性に関する調査をすべき国の機関も抱き込み、政権とも癒着。
国の遺伝子組み換え作物への規制も緩和されてしまった。

モンサント社では、世界の食を支配しようという動きがみられる。
大豆、とうもろこし、綿、なたね、テンサイなどの遺伝子組み換え作物がブラジル、カナダ、中国、インドなどで栽培されている。
種の自家採取は禁じられ、種は毎年、モンサント社から購入することが義務付けられるという。
そもそも、採取した種が無意味となるよう、自殺する・・遺伝子操作で芽が出る前に毒で死んでしまうと言う。
遺伝子組み換え作物の花粉や種がとんで交雑した種が採れただけでも、特許侵害で訴えられる。


こんな作物を生き物が口にするかと思うと、恐ろしい。
日本では、遺伝子組み換え作物の表示が義務付けられているが、アメリカではない。
TPP参加となると、どうなるのか、大きな不安。

人間の食はもちろんのこと、動物たちの食は・・?
家畜の飼料として、すでに遺伝子組み換えの飼料が使われているかもしれないし、
安価なペットフードなどは、どうなのだろう?

手作り食が当たり前になった、我が家では猫の食事として、ドライフードがちょっと不自然な食べものとなってきた。
とはいっても、日本では総合栄養食であるペットフードが一般的。
手軽で、バランスも取れているとされている。
ちなみに、総合栄養食の指標となる、AAFCOの基準値。
このAAFCOもアメリカ飼料検査官協会というアメリカの機関。

あまり、不安ばかりをあおってもいけないので、まずは今のフードの見直しの提案。
いきなりの手作り食は、ハードルが高いです。
忙しい中、慣れない手作り食を始めるには、ストレスが大きいかも。
飼い主さんにとってのストレスは、4本足の家族にも大きな影響を与えます。

ドイツやオランダはペットフードに対する基準も高く、オーガニック素材のフードもあります。
ただ、今までのフードの比べると、嗜好性は低いかも・・そして高価。
ではでは、少なくとも、動物に不要な着色料不使用で、
保存料は、できるだけ自然なものを使っているフードを選んではどうでしょう?
もし、少しでも手作り食に関心がおありでしたら、
緑黄色野菜や少量のお肉をフードに乗せる、プチ手作り食がおススメ。
抗酸化力の高いお野菜、良質のたんぱく質を加えることで、かなり食の質があがります。
犬も猫も人間よりも多くのたんぱく質を必要とし、不足しがちな水分や
新鮮な食材が持っている酵素などもしっかりと摂れます。
それにより、解毒力や排泄力も着いてくるというわけです。
ただ、始める前には、本やお教室で動物に適した食材や調理法などを勉強されることをお勧めします。
猫は口にしたことのないものを、食べものとみなしてくれないことが多くあります。
ドライフードだけよりは、国産のウェットフードを加えるだけでも、たんぱく質と水分の量は増えますよ。

映画から大手企業の実態、アメリカという国の恐ろしさを痛感しました。
私たちが家族の健康を守るためにも、賢く柔軟性を持ち、選択していかなければならないと思いました。


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プロフィール

AnimalHarmony

Author:AnimalHarmony
心と体に優しいホリスティックケアを紹介している獣医師の古山範子です。
茅ヶ崎での猫の保護活動、Chigasaki Cat’s Protectのお手伝いなど、猫中心の生活です。

チロとサクラのクリニック 非常勤
Aroma Space Nico ペットのためのホリスティックケア講座 講師
「てづくり猫ごはん」監修

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