梅雨らしく雨が降り続いています。
3月から闘病生活を送っていた愛猫、ダルビー(通称:ダルちゃん)が1日の夜7時半ころ、
とてもとても穏やかに旅立ちました。
空も泣いてくれているようです。
DSC_0513 ダルちゃん永眠_convert_20150703143904

元々、外でたくましく暮らしていた猫でした。
大けがを負って、うずくまっていたところ、
私が勤めていた動物病院に搬送されてきました。
右後肢を断脚、左後肢骨折の大手術。
無事に手術は終わりましたが、入院中は警戒心丸出し。
とても、人と暮らすことはできないだろうと、私は見ていました。
DSC_0516 ダルちゃん術後_convert_20150703141418
(以前にスタッフが作ってくれたフォトブックを撮影したものです)

病院のスタッフが根気良く、優しく接してくれて、
人のやさしさに触れて、少しずつ、彼の心もほぐれた様子。
外の厳しい環境で暮らしていた彼も、人の優しさや温もりを知り、
今までの分を取り返すかのように、すっかり甘えん坊さんに変わるものなんですね。

ただ、このまま、病院でお世話になるわけにもいかず、
我が家の6匹の猫として、引き取ることに。

3本足のダルちゃん、先住の猫たちと上手く付き合えるだろうか、
立場が弱いのではないかという、こちらの心配をよそに、堂々とした振る舞いでした。
弱いどころか、外で切磋琢磨してきたと思われる、ダルちゃん。
箱入り育ちの我が家の猫より、よほど強く、頼もしいほどでした。

家に来てから1週間足らずで、網戸をやぶって脱走してしまったことも。
まだ、家にも十分になれておらず、外暮らしが長かったダルちゃんのこと、
もう見つからないのではないかと不安にもなりましたが、
ちゃんと自分から帰ってきてくれたのです。
自分の家と認識してくれたのかと、うれしかったのを覚えています。

我が家に来てから、徐々に手作り食へ移行。
ダルちゃんは、一番、食にうるさかったかもしれないです。
好みではないものは、口にしないこともありました。
猫は食へのこだわりが強い傾向がありますから、仕方のないこと。
それでも、よく受け入れてくれたと思います。

自宅で取材を受けた時には、カメラマンさんがダルちゃんを気に入ってくれたものの、
シャイでなかなか姿を見せてくれず、階段の上にいるダルちゃんを下から撮ってもらいました。
アメちゃんとのツーショット、なかなかのイケメンです。
親ばかですみません(^^;
_DSC4105_convert_20150703142044.jpg

次男坊のろっしとの相性が悪く、ケガをするほどのケンカになってしまったこともあり、
2年前くらいから完全に部屋を分けることになりました。
人には、甘えてすりゴロちゃんになっていたので、
寂しい思いもさせていたと思います。

この3月くらいから、食欲が細くなり、
自然療法も積極的に始めました。
ホメオパシー、ホモトキシコロジー、処方水、酵素飲料など。
もちろん、皮下補液も並行して、行いました。
特に後半に取り入れたビワの葉温灸がお気に入りで、
喉を鳴らして、お腹もごろんとリラックスした様子を見せてくれていました。
このビワの葉温灸、温熱効果はもちろん、免疫への刺激も期待でき、
始めたころから、食欲も回復していました。
毛並みも、動きも良いし、目力もしっかりしているものの、
少しずつ、体重は減少。
無理はさせずに、ダルちゃんの気持ちを尊重したサポートを心がけていました。
ダルちゃんのがんばりに感心していたものです。
どこまでがんばってくれるんだろうと、こちらがつい、期待しちゃうくらい。

1日の朝も食事を運ぶと、他の子と一緒に出迎えてくれて、
食欲を見せてくれました。
ただ、実際に食べたのは2口程度。
好きなものなら、もう少し食べれるかなと、夜にはアジを用意することを約束しました。
少し元気もない様子だったので、温灸をすると、
やはり気持ちよさそうにごろごろ。
その様子を見て安心して、用事をすませるために外出。
夕方、約束のアジを用意して、ダルちゃんの部屋に運ぶと、
すでに呼吸の状態が悪く、こちらはなんの覚悟もないまま。
「ダルちゃん・・」叫んでいました。
健気に私の帰りを待ってくれていたのかと思うくらいのタイミング。
そこからは、あっという間に旅立ってしまいました。

体をきれいに拭き、ブラッシングをすると、
とても穏やかなお顔。
寝ているようにしか、見えません。

なんとも、あっけない旅立ちでしたが、
ダルちゃんに対しては、後悔の気持ちが少なく、
こんな看取りは、初めてかもしれません。

ひとつ、最期に好物のアジを食べさせてあげたかった。
もうひとつ、もう少し早く来てあげればよかった。

本当に潔い、見事な最期でした。

自然療法主体で、無理のないケアを取り入れていると、
やはり旅立ちが速やかで、穏やかなことが多いようです。
私も、ダルちゃんのおかげで実感しました。

ダルちゃん、家に来てくれてありがとう。
先に旅立った望愛ちゃんにも、会えるかな。
これから、みんなのことを見守ってね。
まずは、ゆっくり休んでね。
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プロフィール

AnimalHarmony

Author:AnimalHarmony
心と体に優しいホリスティックケアを紹介している獣医師の古山範子です。
茅ヶ崎での猫の保護活動、Chigasaki Cat’s Protectのお手伝いなど、猫中心の生活です。

チロとサクラのクリニック 非常勤
Aroma Space Nico ペットのためのホリスティックケア講座 講師
「てづくり猫ごはん」監修

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