てづくり猫ごはん 解説 尿路結石症

今回は、私、古山範子が監修を務めた「てづくり猫ごはん」の60ページのその他の病気についての食事の注意点について、ご説明したいと思います。

尿路結石症、この病気は猫に多いものですが、それは猫の食性に大きく関わっています。これこそ、手作りごはんにすることで、予防、治療に効果的だと思います。

まず、大切なのが水分量です。
みなさんご存知のとおり、猫という動物は砂漠の出身ですから、
自分から進んで水分を摂る動物ではないんですね。
でも、それでは当然、体には相当な負担がかかるわけです。
特に、腎臓を始めとする泌尿器が悲鳴をあげます。

手作りごはんだと、新鮮な食材から自然なかたちで水分をたっぷりと摂ることが出来ますね。
さらに、うちの子たちはスープをかけたりして、たっぷりと水分を摂ってもらっています。
男の子たちが勢い良くトイレをしてくれている音を聞いて、ヨシヨシと微笑んでいます。


次に食事の回数。
多くの猫がフードがいつでも食べられる状態になっており、チョコチョコ食べる癖が出来ているかと思います。
これが、膀胱内を常にアルカリ性にしてしまい、ストラバイトという結晶の産生につながるのです。
私の実家で飼っていた猫も、ドライフードを食べていたときには、やはり「チョコチョコ食べ」でした。
それが手作りに変えてからは、出されたごはんをその場でほとんど食すようになり、
作りがいもでて、うれしくなったものです。
手作りごはんを気に入ってくれると、このような効果も期待できますね。

そして、ミネラルのバランスも大切です。
お肉や魚などは、リンが多いので、カルシウムを追加してバランスを摂ることが大切。

貝や珊瑚、卵の殻を砕いたものなど、天然の素材を利用することをお勧めします。
こういった天然の素材だと、カルシウムを取りすぎることもないので、安心です。
ほうれん草、おくらなどの野菜はマグネシウムを多く含むので、摂りすぎには注意しましょう。

軟骨はカルシウム補給ができる他、粘膜の強化につながるので、定期的に加えたい食材ですね。

尿石症は男の子、女の子どちらにも起きる病気ですが、男の子のほうが尿道が細く長いため、出来た結石が詰まってしまうことがあるので、特に注意が必要です。
尿がでなくなってしまった場合には、毒素が体内に回って命の危険もでてきます。

水分量、食事の回数、ミネラルのバランスなどに気をつけて、健やかな生活を目指しましょう。

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プロフィール

AnimalHarmony

Author:AnimalHarmony
心と体に優しいホリスティックケアを紹介している獣医師の古山範子です。
茅ヶ崎での猫の保護活動、Chigasaki Cat’s Protectのお手伝いなど、猫中心の生活です。

チロとサクラのクリニック 非常勤
Aroma Space Nico ペットのためのホリスティックケア講座 講師
「てづくり猫ごはん」監修

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