てづくり猫ごはん 補足 ミネラル

私、古山範子が監修を務めた「てづくり猫ごはん」というレシピ本に寄せられた質問などをもとに、この場で解説や補足をしています。

今回は、多くの方が頭を悩ませる、ミネラルのバランスについて、お伝えしたいと思います。

まずは、カルシウム、マグネシウム、リンのバランスについて。
これらのミネラルのバランスが崩れると、以前にもお伝えしたように、尿石症のリスクが高くなります。
また、腎疾患では、リンの排泄が落ちるため、食事でも、注意が必要になりますね。

猫が主食とする、肉や魚にはリンが多く含まれていますので、カルシウムを意識して摂ることが大切になります。
軟骨(鶏ひざ軟骨などお勧めです)や骨ごとミンチになっている食材をメニューに加えること、
それらの食材が利用できないときには、卵の殻や珊瑚、貝殻など天然の素材を使用したミネラル補給のサプリメントもお勧めです。
天然のものですと、他のミネラルも含んでいて、カルシウムの過剰となる心配がありません。
レシピで紹介している煮干しやネトルも卵の殻などに比べると、カルシウムの含有量は少ないですが、手軽さ、風味漬けとして良いですね。

若い子には、特にカルシウムを補ってあげたいところですが、カルシウムだけではなく、バランスが大切ですね。
また、ビタミンDも同時に摂ることが大切。
サケ、さんまなどに多く含まれますが、脂溶性ビタミンなので、摂り過ぎにも注意が必要、週に1回程度で十分でしょう。


猫の尿石症は、多くがストラバイト(リン酸アンモマグネシウム)によるもので、これが出来やすい子は、マグネシウムの多いほうれん草などは、避けたほうがいいでしょう。

不足しがちな鉄や亜鉛などのミネラルは、牛肉、鶏もも肉、レバーに豊富です。
週に1回ずつはこれらの食材を取り入れたり、ひじき、青のりなどの海藻類、ネトルというハーブを積極的に摂ることで、補えます。
高齢になると、貧血、免疫力低下など、ますます、これらのミネラル不足が気になるところです。

毎日の食事を完璧にすることは、なかなか難しいので、いろいろな食材を取り入れて、1週間、1ヶ月のメニューでバランスを摂るように心がけたいですね。

我が家では、冷蔵庫に貼ってあるホワイトボ-ドで、加えた食材をチェックしながら、足りない食材を取り入れるようにしています。
「そういえば、今週は内臓肉をあげていなかった・・」と気づけるんですね。
きっと、それぞれのおうちでの工夫があることでしょうね。
工夫をしながら、楽しんで続けたいですね。

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プロフィール

AnimalHarmony

Author:AnimalHarmony
心と体に優しいホリスティックケアを紹介している獣医師の古山範子です。
茅ヶ崎での猫の保護活動、Chigasaki Cat’s Protectのお手伝いなど、猫中心の生活です。

チロとサクラのクリニック 非常勤
Aroma Space Nico ペットのためのホリスティックケア講座 講師
「てづくり猫ごはん」監修

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